テレビの電気代がいくらなのか計算方法や1時間あたりの目安を解説

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電気代が高いと感じたとき、テレビの見過ぎではと考える人は多くいます。

特に1日中つけっぱなしにしていたり、長時間ゲームをしていたりすると電気代がいくらか気になるケースは多いです。

本記事では、テレビの電気代について以下の内容を紹介しています。

  • テレビの種類や大きさごとの電気代
  • テレビの電気代を節約するポイント
  • 電気代が節約できるテレビの選び方
  • テレビの電気代が安くなる電気料金プランの選び方
  • テレビの電気代について気になるQ&A

テレビの種類やサイズごとに、1時間あたりや1日あたりの電気代目安を計算しました。

電気代節約方法のほか、今から省エネ重視でテレビを購入したい人向けの選び方も解説しています。

テレビの電気代が気になる人は参考にして、電気代を節約しつつテレビを楽しみましょう。

INDEX

テレビの電気代は種類と大きさにより異なる!1時間や1日あたりの目安を紹介

テレビは以下の要素により消費電力が決まり、電気代にも大きな差が出ます。

  • ディスプレイの種類
  • テレビのサイズ
  • 画素数
  • テレビの古さ

家庭用テレビのディスプレイは、大きく分けると3種類あります。

  • 液晶テレビ
  • 有機ELテレビ
  • プラズマテレビ

最も電気代がかからないのは液晶テレビです。

有機ELテレビは美麗な映像が楽しめる特徴があり、液晶よりも電気代が高くなりやすい傾向にあります。

プラズマテレビは3種類のうち最も消費電力が大きく、電気代が高くなりやすいです。

テレビはサイズが大きいほど光らせる面積が大きくなるため、消費電力は大きくなります。

同じサイズのテレビでも、画素数の大きい方が電気代は高いです。

迫力ある美麗な映像を求めるほど消費電力は大きく、電気代は高くなります。

特にこだわりがないテレビでも、昔の製品ほど省エネ性能が低く電気代は高いです。

消費電力を決める要素次第では、テレビの電気代が2倍以上異なるケースも。

  • 電気代の計算方法
  • 液晶テレビの1時間・1日・1ヶ月の電気代
  • 有機ELテレビの1時間・1日・1ヶ月の電気代
  • プラズマテレビの1時間・1日・1ヶ月の電気代
  • 10年前のテレビと2025年式で電気代を比較

上記の内容を分かりやすく解説しているので、具体的にテレビの電気代がいくらになるのか知りましょう。

電気代の計算は消費電力と電気料金単価が分かれば簡単

テレビの電気代を計算するときは、消費電力と電気料金単価が分かると簡単に計算できます。

1時間あたりの電気代を求めるときの計算式は以下の通りです。

1時間あたりの電気代=消費電力(W)÷1,000 × 電気料金単価(円/kWh)

電気料金単価は電力会社のプランにより異なるため、契約先のマイページで確認しましょう。

消費電力に関しては、テレビの取扱説明書に以下の記載があります。

項目 詳細
消費電力(定格消費電力) ・W(ワット)表示
・テレビ視聴時の消費電力
待機電力 ・W(ワット)表示
・リモコンの電源ボタンに反応するときの状態(スタンバイ状態)
年間消費電力量 ・kWh/年で表示
・1日平均5.1時間視聴したときの、1年(365日)あたりの消費電力量

1時間テレビを視聴したときの電気代を計算したいなら、消費電力(定格消費電力)を当てはめましょう。

消費電力100Wのテレビを電気料金単価31円/kWhの契約で観るとすれば、1時間あたりの電気代は以下の計算式で求められます。

1時間あたりの電気代=100W÷1,000×31円/kWh=3.1円

待機電力は、テレビをつけていない時間にかかる電気代を計算するときに使いましょう。

年間消費電力量は、家電量販店の店頭で掲示されている年間電気代の計算に用いられるケースが多いです。

日本産業規格(JIS)で計算方法が定められており、待機時の消費電力も含めて1日平均5.1時間視聴したときの消費電力量を示します。

簡単に1年間のテレビ電気代を知りたいときは、年間消費電力量を使用すると計算が早いです。

年間消費電力量150kWh/年のテレビでは、1年あたりの電気代は以下の通り求められます。

1年あたりの電気代=150kWh/年×31円/kWh=4,650円

1日あたりのテレビ視聴時間が5.1時間から大きく離れる人は、1時間あたりの電気代を計算した方が実際の数字に近いです。

テレビの電気代を詳細に知りたいときは消費電力や待機電力、大まかな数字が分かればいいなら年間消費電力量を元に計算しましょう。

※参照元:経済産業省

液晶テレビの電気代は他の種類よりも電気代を抑えやすい

液晶テレビは現在最も購入しやすい種類のテレビで、電気代が抑えやすいだけでなく本体代が安い機種も多いです。

液晶テレビの特徴は以下の通り。

液晶やカラーフィルターの層をバックライトで照らして映像を表示
有機ELと比べると黒色の表現がぼんやりした印象になる

液晶テレビの電気代は、バックライトの省エネ性能で大きく代わります。

消費電力が少ないLEDを採用した機種は、同じサイズのテレビで比較すると電気代を抑えられる可能性が高いです。

液晶テレビの電気代目安

大手メーカーが販売している4K対応液晶テレビを参考に、サイズごとに1時間あたりの電気代の目安を算出しました。

※電気料金単価は31円/kWhで算出

サイズ 定格消費電力 1時間あたりの電気代
24型 約41W 1.27円
32型 約45W 1.39円
43型 約72W 2.23円
50型 約126W 3.91円
55型 約146W 4.53円
65型 約193W 5.98円
75型 約283W 8.77円

※参考商品:SHARP|GF1/GF2ラインAQUOSGL1ラインAQUOS

1時間あたりの電気代は、75型の大型サイズでも10円以下におさまります。

サイズと視聴時間ごとの1日あたりの電気代は以下の通りです。

サイズ 1日の視聴時間別電気代
6時間 12時間 18時間
24型 7.62円 15.24円 22.86円
32型 8.34円 16.68円 25.02円
43型 13.38円 26.76円 40.14円
50型 23.46円 46.92円 70.38円
55型 27.18円 54.36円 81.54円
65型 35.88円 71.76円 107.64円
75型 52.62円 105.24円 157.86円

夕方のニュースから夜のドラマが終わるまでテレビをつけっぱなしにしていても、1日あたりの電気代は高くても50円程度におさまります。

在宅時間が長く12時間以上テレビをつけっぱなしの家庭では、大型テレビだと1日の電気代が100円を超えるケースも。

視聴時間ごとに、1ヶ月(30日)の電気代目安もまとめました。

サイズ 1日の視聴時間別1ヶ月の電気代
6時間 12時間 18時間
24型 228.6円 457.2円 685.8円
32型 250.2円 500.4円 750.6円
43型 401.4円 802.8円 1,204.2円
50型 703.8円 1407.6円 2,111.4円
55型 815.4円 1630.8円 2,446.2円
65型 1,076.4円 2,152.8円 3,229.2円
75型 1,578.6円 3,157.2円 4,735.8円

43型以下のサイズなら、1ヶ月のテレビ電気代を1,000円以下におさめやすいです。

大型テレビのつけっぱなしは電気代が高くなり、75型は12時間視聴すると1ヶ月の電気代が3,000円を超えます。

1ヶ月で視聴時間を10時間減らした程度では節約効果が実感できないため、電気代を安くしたいときは継続して視聴時間を減らしましょう。

有機ELテレビは高画質だが電気代がやや高くなりがち

有機ELテレビは高画質映像を求める人に向いており、電気代と本体価格ともに液晶テレビより高額になりがちです。

有機ELテレビの特徴は以下の通り。

  • 1画素ごとに有機物が自発光して映像を映し出す
  • 色彩表現力に優れており、明暗がくっきり映り映像に迫力がある

フィルターを光で照らす液晶テレビと違い、1画素ごとに有機物が自分で発光するのが大きな特徴です。

高画質や迫力を楽しむ特性上、有機ELテレビで40型以下の小型サイズはほぼ見かけません。

画質の良さも重視したい人は、電気代を比較して費用面で許容範囲か確かめましょう。

有機ELテレビの電気代目安

有機ELテレビのサイズ別に、1時間ごとの電気代をまとめました。

サイズ 定格消費電力 1時間あたりの電気代
42型 約175W 5.42円
48型 約254W 7.87円
55型 約378W 11.72円
65型 約492W 15.25円
77型 約696W 21.58円

※電気料金単価は31円/kWhで算出
※参考商品:SHARP|GQ1/GQ2ラインAQUOS

同サイズの液晶テレビと比較すると、1時間あたりの電気代は約2倍高い結果となりました。

有機ELテレビの電気代を安くしたいときは、省エネ性能に特化した機種を選びましょう。

1日あたりの電気代を視聴時間ごとに試算した結果は以下の通りです。

サイズ 1日の視聴時間別電気代
6時間 12時間 18時間
42型 32.52円 65.04円 97.56円
48型 47.22円 94.44円 141.66円
55型 70.32円 140.64円 210.96円
65型 91.50円 183.00円 274.50円
77型 129.48円 258.96円 388.44円

在宅時間中ずっとテレビがつけっぱなしの人は、テレビの電気代は1日50円以上かかっている計算です。

毎日上記の時間視聴したときの、1ヶ月(30日)あたりの電気代は以下の通りです。

サイズ 1日の視聴時間別1ヶ月の電気代
6時間 12時間 18時間
42型 975.6円 1,951.2円 2,926.8円
48型 1,416.6円 2,833.2円 4,249.8円
55型 2,109.6円 4,219.2円 6,328.8円
65型 2,745.0円 5,490.0円 8,235.0円
77型 3,884.4円 7,768.8円 11,653.2円

1日平均6時間程度の視聴時間なら、1ヶ月あたりの電気代はサイズが大きくても4,000円以下におさめやすいです。

大型テレビを1日中つけっぱなしにしていると、1ヶ月の電気代は1万円を超えるケースもあります。

テレビのつけっぱなしはディスプレイの寿命が短くなりがちで、本体の買い替え頻度も高くなりコストが高いです。

テレビの電気代が気になる人はつけっぱなしを控え、見たい番組や作品に絞って視聴しましょう。

プラズマテレビは小型でも消費電力が大きい

プラズマテレビは小型でも消費電力が大きく、電気代が高くなりやすいです。

プラズマテレビの特徴は以下の通り。

  • 画素が1つずつ発光し、激しい動きの映像も鮮明に写し迫力がある
  • ディスプレイが分厚く、熱を持ちやすく消費電力が大きい

日本国内のメーカーでは10年以上前に生産を終了しており、家電量販店に行っても新品は手に入りません。

自宅にあるのが古いテレビでディスプレイに奥行があるタイプは、プラズマテレビの可能性があります。

プラズマテレビの電気代目安

家にあるのがプラズマテレビで電気代が気になる人は、以下で消費電力や具体的な電気代の目安を確認しましょう。

サイズ 定格消費電力 1時間あたりの電気代
37V型 275W 8.53円
42V型 335W 10.38円
50V型 455W 14.10円

※電気料金単価は31円/kWhで算出
※参考商品:Panasonic|ハイビジョンプラズマテレビ

液晶テレビの50型は定格消費電力が約126Wしかなく、消費電力はプラズマテレビの3分の1以下です。

同サイズの古いプラズマテレビから液晶テレビに買い替えるだけで、テレビの電気代は大幅に節約できます。

中古では本体価格が安いプラズマテレビを購入できますが、維持費がかかるだけでなく年式が古く寿命は短い可能性が高いです。

新しく購入を検討しているなら、比較的安価で購入できて電気代も安い液晶テレビを検討しましょう。

10年前のテレビは電気代が高いのか消費電力を比較

近年のテレビは省エネ性能が向上しており、10年前に発売した機種よりも電気代が安い傾向です。

製造年の違いでどれほど消費電力に差があるのか、ブランドとサイズが同じテレビで比較しました。

SONY BRAVIA 4K液晶テレビ(55型)の比較

製造年 消費電力 1時間あたりの電気代
2025年(XR50シリーズ) 190W 5.89円
2020年(X9500Hシリーズ) 244W 7.56円
2015年(X9400Cシリーズ) 264W 8.18円

10年前の液晶テレビの消費電力は、2025年製の約1.4倍です。

1日6時間テレビを視聴する家庭なら、1ヶ月で約400円、1年で約5,000円電気代が違います。

有機ELテレビは、発売が開始された2017年以降の製品で比較しました。

SONY BRAVIA 4K有機ELテレビ(55型)の比較

製造年 消費電力 1時間あたりの電気代
2024年(XR80シリーズ) 351W 10.88円
2020年(A8Hシリーズ) 352W 10.91円
2017年(A1シリーズ) 370W 11.47円

2017年製の製品でも消費電力には大差ないため、多少古い型を購入しても電気代が跳ね上がる心配はありません。

「家の古いテレビは電気代が高いのでは?」と心配な人は、取扱説明書やメーカーホームページで消費電力を調べましょう。

4Kと8Kのテレビの電気代はいくら違う?

より高画質の映像が楽しめる8K対応テレビは、4Kテレビよりも電気代が高くなりがちです。

8K対応ではなくても、高画質テレビは消費電力が大きい傾向にあります。

主な高画質テレビ

名称 特徴
8K 画素数が4Kの2倍ある、超高解像度の映像規格
miniLED ・液晶テレビに用いられる技術
・従来のLEDバックライトよりも細かいため、明暗の表現が鮮やか
量子ドット 表現できる色域が広く、鮮やかで臨場感のある映像が楽しめる

8Kの衛星放送を楽しみたい人は、8K対応のテレビを購入する必要があります。

一般的な4Kテレビとの電気代の差を比較しました。

65型テレビの消費電力比較

画質 消費電力
4K液晶 約274W
4K液晶(量子ドット・miniLED) 約253W
8K液晶 約391W
4K有機EL 約469W
4K量子ドット有機EL 約501W

参照元:SHARP

8K液晶テレビは、一般的な4K液晶よりも消費電力が約1.4倍大きい結果となりました。

しかし4K有機ELよりは消費電力が小さく、電気代はディスプレイの種類による差の方が大きいです。

メーカーやブランドによって消費電力は異なるため、高画質で省エネな機種を探している人は消費電力を比較して決めましょう。

テレビの電気代を節約するポイントは5つ

テレビの電気代を少しでも節約したい人は、今すぐできる以下5つのポイントを押さえましょう。

  • こまめに消してテレビをつけている時間を短くする
  • 画面の明るさや音量を落とす
  • 主電源をオフにして待機電力を節約
  • 自動で電源がオフになる機能を使う
  • テレビに熱がこもらない工夫をする

テレビは、電源をオンにしている時間が長いほど電気代が高くなります。

画面の明るさ自動調整や自動電源オフといった、省エネに役立つ機能も積極的に活用しましょう。

1円でも電気代を安くしたい人は、主電源をオフにして待機電力を0にする方法もあります。

テレビに熱がこもると、性能が低下して消費電力に影響が出る可能性も。

費用をかけずにできる対策ばかりなので、無理のない範囲で気軽に取り入れましょう。

テレビを見ていないときはこまめに消す

テレビは見ている時間に比例して電気代が高くなるため、こまめに消してテレビがついている時間を短くしましょう。

テレビは電源のオン・オフ時に特別な電力は消費せず、純粋に視聴時間が電気代に直結する家電です。

同じ家電でも、エアコンは電源を入れて立ち上がるときに消費電力が最大になるため、つけっぱなしが推奨されるケースもあります。

短時間でも部屋から離れるときは、エアコンはつけっぱなしでもテレビはこまめに消しましょう。

例えば消費電力126Wのテレビで、視聴時間を1日30分短くできたケースの節約効果は以下の通りです。

期間 節約効果
1ヶ月あたり ・視聴時間15時間削減
・約60円節約
1年あたり ・視聴時間180時間削減
・約700円節約

大型テレビや高画質テレビといった、消費電力が大きい機種ほど節約効果が実感できます。

節電を意識するなら、テレビがついている時間を可能な限り短縮しましょう。

利用環境に合わせて画面の明るさや音量を落とす

テレビは画面の明る過ぎや音量の大き過ぎでも無駄に消費電力が大きくなります。

健康面で目や耳にも悪いため、適切に調整しましょう。

資源エネルギー庁が公表している「省エネ家電の上手な使い方・選び方」によると、32V型テレビで輝度を最大から中間にするだけで年間730円の節約効果※があります。

明るさ自動調節機能が備わっているテレビなら、部屋の明るさに応じてテレビの輝度が自動で変わり便利です。

明るさの設定方法はメーカーやブランドにより異なるため、取扱説明書を確認しましょう。

※参照元:資源エネルギー庁

コンセントを抜くか主電源をオフにして待機電力を節約する

テレビは、リモコンで電源をオンにできる状態では待機電力を消費しています。

少しでも電気代を安くしたい人は、テレビ本体の主電源を落とすかコンセントを抜いて節約しましょう。

待機電力は0.5W程度が一般的で、テレビ視聴時と比べるとさほど大きくはありません。

例えば、1日12時間主電源をオフにするときに節約できる金額は以下の通りです。

期間 節約金額
1日 0.18円
1ヶ月 5.58円
1年 66.9円

※電気料金単価は31円/kWhで算出

上記の通り節電できる金額は決して大きくないため、1円でも節約したい人向きです。

コンセントを抜いておくと録画予約が無効になるデメリットもあります。

電源をオフにするタイミングに不都合がないか、確認してから実行しましょう。

つけっぱなしにしやすい人は自動電源オフ機能を活用

テレビをつけたまま寝てしまう人や、なんとなくつけっぱなしにしている人は自動電源オフ機能を活用しましょう。

テレビがついている時間を減らせれば、電気代は節約できます。

主な自動電源オフ機能は以下の通りです。

機能名 特徴
オフタイマー 決めた時間にテレビの電源がオフになる
照明オフ連動 照明が消えて暗くなるとテレビの電源もオフになる
人感センサー 一定時間人の動きを感知しないと画面がオフになる
無操作自動オフ 操作しない状態が続くと電源が自動でオフになる

オフタイマーを使うと、見たい番組を見終わったタイミングで電源を落とせます。

テレビをつけっぱなしにして、他の部屋で用事をしがちな人は人感センサーが便利です。

テレビを見ながら寝落ちしやすい人は、無操作自動オフ機能を使うと無駄なつけっぱなしを減らせます。

テレビの視聴スタイルによっては自動オフ機能が邪魔になるケースもあるため、状況に応じて使い分けましょう。

放熱しやすい場所に設置してホコリはこまめに掃除する

テレビのディスプレイは熱を持つため、背面や側面から放熱させる必要があります。

放熱口にホコリが詰まっていたり、背面が壁に近すぎたりすると内部に熱がこもって性能が低下しやすいです。

「夕方の西日が直撃する」「窓際に置いている」など、直射日光が当たる場所でテレビを見るときも内部に熱がこもります。

性能が低下すると、余計に電気を消費したり買い替え頻度が高くなったりして出費が大きくなりがちです。

テレビは放熱しやすい場所に設置し、こまめに掃除して性能の低下を防ぎましょう。

電気代を節約したい人向けテレビの選び方

テレビの電気代を節約したい人は、テレビの買い替えも検討しましょう。

電気代が節約できるテレビの選び方は以下の3つです。

  • 省エネ性能基準を達成している
  • 部屋の大きさに適したサイズを選ぶ
  • 本体価格と消費電力のバランスを考慮する

消費電力の比較が面倒な人は、省エネ性能基準達成マークの有無を確認しましょう。

テレビのサイズは、部屋の大きさに適したサイズを選ぶと無駄に電気を消費しません。

省エネ性能が高い機種は、本体価格が高額になりがちです。

購入を迷うときは、使用年数を10年と考えて1年あたりの費用を算出しましょう。

省エネ性能基準を達成している機種を選ぶ

家電量販店の店頭で購入するときは、商品の省エネ性能基準を記した「統一省エネラベル」を参考にしましょう。

テレビの統一省エネラベルと多段階評価の画像 引用元:テレビの統一省エネラベルと多段階評価

省エネ性能の評価や省エネ基準達成率の数字が高いほど、電気代は抑えられます。

テレビは人によって視聴時間が大きく異なるため、1年間の目安電気料金は目安にする程度にとどめましょう。

ネットショッピングでテレビを購入するときは、統一省エネラベルの表示はないケースが多いです。

資源エネルギー庁が管理する省エネ性能カタログ電子版では、省エネ基準達成率が高い順にテレビの機種名と型番が並んでいます。

カタログのリストを確認し、ある程度候補を絞ってから購入サイトで価格を調べると商品選びがスムーズです。

部屋の大きさに適したサイズのテレビを選ぶ

テレビは部屋の大きさに適したサイズを選ぶと、無駄に電気を消費せずに済みます。

大き過ぎるテレビは消費電力が大きいため、テレビを視聴する限り節電はできません。

部屋に対して小さ過ぎると、音量を大きくしたり画面を明るくしたりと余計に電気を消費する使い方になりがちです。

テレビの最適なサイズは、部屋の大きさとテレビとの距離により異なります。

国内大手メーカーが推奨するサイズを一覧にしました。

部屋の大きさ テレビのサイズ 推奨視聴距離
4.5畳 42V型以上 0.8m
6畳 48V~50V型 0.9m
8畳 55V型 1.0m
10畳 65V型 1.2m
16畳 75V型 1.4m

参照元:PanasonicSHARP

推奨視聴距離は、人によりテレビの大きさに対して近過ぎると感じるケースもあります。

テレビのサイズ感が分からない人は、ネットでいきなり買わずに家電量販店で下見してから購入するサイズを決めましょう。

寿命は10年と考えて本体価格と消費電力のバランスを考慮する

テレビにかかる費用全体を節約したいときは、本体の寿命を10年と考えてトータルコストを考慮しましょう。

2機種を例に、10年間のトータルコストを比較しました。

項目 販売価格 年間電気代目安 10年のトータルコスト 1年あたりのコスト
液晶テレビA 163,500円 3,726円 200,760円 20,076円
液晶テレビB 99,800円 5,076円 150,560円 15,056円

Aの方が電気代は1,000円以上安いものの、販売価格が高額なためトータルコストは高いです。

年間電気代目安は、1日5.1時間視聴したケースを想定しているため、極端に異なる視聴時間では参考になりません。

ほぼ1日中テレビをつけっぱなしにしているなら、本体価格が高くても省エネ機種を選んだ方が安く済むケースもあります。

より細かく計算したい人は、表示されている消費電力と自分の視聴時間から電気代を算出してコストを比較しましょう。

電気料金プランの見直しでテレビの電気代が安くなる可能性がある

電気代が高いと感じるときは、テレビそのものよりも電気料金プランに原因がある可能性もあります。

  • よくテレビを見る時間帯の電気代が高い
  • そもそも契約しているプランの電気料金単価が高い

オール電化住宅向けプランの電気料金単価は、夜中が安く日中は高額なケースが多いです。

電気代全体が高いときは、電気料金単価だけでなく燃料調整費(市場価格調整費)が高額な可能性もあります。

現在の契約を一度見直し、問題点があるならプラン変更や電力会社の乗り換えも考えましょう。

よく見る時間帯の電気代が安いプランを選ぶ

テレビをよく見る時間帯の電気料金単価が安いプランを選ぶと、電気代全体が安くなる可能性があります。

テレビを見ているときは、照明やエアコンでも電気を使うケースが多いためです。

電気料金プランは大きく分けて以下の3通りあります。

プラン概要 詳細
使用量に応じて電気料金単価が3段階で変動 ・どの時間帯に使っても電気料金単価は同じ
・使用量が多くなるほど、電気料金単価が上がる
夜間が安く日中は高い ・オール電化プランに多い
・夜間に給湯器や食洗器をまとめて使う家庭向き
・日中在宅でテレビを見ていると電気代が高くなりがち
市場価格連動 ・30分単位で、市場価格に合わせて電気料金単価が変動
・天気の良い日中や電気のニーズが少ない夜間に安くなりやすい傾向
・電気のニーズが高まると電気料金単価が高騰する

朝食や夕食の時間を中心にテレビを見る人は、電気使用量に応じて単価が変わるプランが向いています。

夜間の電気代が安くなるプランは、食事どきや日中の電気料金単価が高いです。

例えば東京電力の夜トクプランの料金は以下の通り。

時間帯 電気量料金単価
午後11時~翌朝7時 31.64円
7時~午後11時 42.60円

日中に在宅する日が多くテレビやエアコンをつけっぱなしにするなら、上記のプランだと電気代全体が跳ね上がります。

昼間の電気代が安くなる可能性があるのは、市場価格連動型です。

各地で太陽光発電できる晴れた日中は、電気料金単価が安くなる傾向にあります。

しかし天気や世界情勢次第では、突然価格が急騰するケースもあるのがデメリットです。

どの時間帯によく電気を使っているかを見直して、節約につながるプランを選びましょう。

1日テレビをつけっぱなしなら電気料金単価が安い電力会社を選ぶ

1日中テレビをつけっぱなしで電気代が高いと感じている人は、電気料金単価の安い電力会社への乗り換えも検討しましょう。

プランとして表示されている単価だけでなく、燃料調整費(市場価格調整費)を足した金額で比較する必要があります。

燃料調整費は発電に必要な原料の価格が電気代に反映された価格。

例えば、東京電力管内での主な電力会社の料金は以下の通りです。

電力会社 電力量料金単価 燃料調整費(2025年6月)
~120kWh 121kWh〜300kWh 301kWh〜
東京電力 29.80円 36.40円 40.49円 -6.39円
CDエナジー 29.90円 35.59円 36.50円 -6.39円
TERASELでんき 29.80円 34.26円 35.64円 -6.39円
シン・エナジー 19.67円 24.78円 27.71円 0円

※従量電灯Bに相当するプランで比較

燃料調整費は毎月変動し、世界情勢の変化や燃料費の高騰で大きく上昇する可能性があります。

東京電力は規制により燃料調整費の上限が設定されていますが、新電力会社の多くは上限がありません。

燃料調整費が落ち着いている時期は、新電力の方が電気代の節約につながりやすい傾向です。

燃料調整費が高騰しているときは、上限の決まっている大手電力会社の方が電気代を抑えられます。

燃料費が高騰するタイミングは誰にも予想できないため、こまめに電気料金のチェックやプランの見直しを行って節約につなげましょう。

テレビの電気代についての気になるQ&A

テレビの電気代について、疑問や気になる点をまとめました。

  • 24時間テレビをつけっぱなしにしたときの電気代は?
  • ゲームは普通にテレビを見るより電気代が高い?
  • インターネットテレビは電気代が高い?
  • テレビの見過ぎは電気代が高くなる?

うっかり寝落ちして24時間テレビをつけっぱなしにすると、高額な電気代の請求がくるのではと不安になりがちです。

映像の動きが激しいゲームをするときは、余計なエネルギーを消費しそうなイメージがあります。

電気代が高くなりそうなシチュエーションで、具体的にどの程度かかるのか知って不安を解消しましょう。

24時間テレビをつけっぱなしにすると電気代はいくら?

液晶テレビを24時間つけっぱなしにしたとき、電気代の目安は以下の通りです。

サイズ 1時間あたりの電気代
24型 約30円
32型 約30円
43型 約70円
50型 約90円
55型 約110円
65型 約140円
75型 約210円

1日だけうっかりつけっぱなしにした程度では、1ヶ月の電気代に大きな影響は及ぼしません。

しかし日常的に24時間つけっぱなしにしていると、テレビの電気代は高額になります。

つけっぱなしはテレビ内部が高温な状態が続き、故障を早める原因になりやすいです。

オフタイマーや自動電源オフ機能を使い、こまめに電源を切る習慣をつけましょう。

ゲームをしているとテレビの電気代は高くなる?

映像が激しく動くゲームをしているときと、のんびりしたアニメを見ているときでテレビの電気代は変わりません。

映像の内容に関わらず、ディスプレイが映っていれば一定の電気代が発生します。

しかしゲーム機の電気代は別途かかるため、ただテレビを見るときよりも電気代は高いです。

プレイステーション5(PS5)は最大消費電力が350Wで、場合によってはテレビ本体よりも消費電力が大きくなります。

ゲームのプレイ時間が長いほど、ゲーム機とテレビの電気代が積み重なり高いと感じやすいです。

インターネットに繋げるテレビの消費電力は大きい?

テレビの省エネ性能は、インターネットに繋げられるかでは決まりません。

ディスプレイを映すときに大半の電力を消費するため、電気代は使われている技術や解像度による部分が大きいです。

同じブランドの商品でも、インターネット非対応テレビの方が電気代の高いケースもあります。

テレビの機種 消費電力
SHARP 4T-C50CH1(インターネット非対応) 約135W
SHARP 4T-C50GL1(インターネット対応) 約126W

インターネット接続の有無は省エネとほぼ関係ないため、テレビを選ぶときは自身のニーズに合わせて決めましょう。

電気代が高いのはテレビを見過ぎているせい?

一般的に、家庭でテレビが占める電気代は全体の1割程度しかありません。

家庭における消費電力量の内訳の画像 引用元:家庭における消費電力量の内訳

電気代全体が高いのは、以下の可能性が考えられます。

  • テレビ視聴時にエアコンや照明をつけっぱなしにしている
  • 電気料金単価そのものが高い

テレビとともに冷暖房器具や照明をつけっぱなしにしていると、電気代は高くなります。

電気代が高くなる理由に心当たりがないときは、電気の契約そのものを見直しましょう。