光熱費の節約に効果的な方法は?電気ガス水道代や固定費を減らすコツ

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「光熱費の請求書が届くのが怖い」「暖房をつけるたびにもったいないと感じてしまう」といった悩みを感じている人も少なくありません。

ここ数年はエネルギー価格の上昇や円安の影響もあり、光熱費の負担が家計にじわじわとのしかかっています。

節約したくても我慢ばかりではストレスが溜まり、家族の快適な暮らしを犠牲にすると長続きしません。

とはいえ、何も対策しないままでは来月も高い光熱費が発生します。

本記事では、光熱費を無理なく抑える5つの方法を紹介。

世帯人数ごとの光熱費の平均や節約しやすいポイントについても、データをもとに解説しました。

この記事を読めば自分の家庭に合った光熱費の見直し方がわかり、無理なく取り入れられる節約のコツが見つかります。

ぜひ最後まで読んで、今よりも余裕のある家計づくりを始めましょう。

INDEX

光熱費を効率的に節約する5つの方法

効率の良い光熱費の節約方法は大きく分けて5つあります。

  • 電力やガス会社を乗り換える
  • 家の設備を見直して光熱費を削減
  • 毎日の習慣を変える
  • 家電の使い方を工夫する
  • 家電の設定変更やメンテナンスをする

即効性があり、効果も大きいのは固定費の見直しです。

電力会社やガス会社を切り替えるだけで、年間に約1~3万円の節約が期待できます。

設備投資は初期費用がかかりますが、ランニングコストを抑えられ将来的な節約に繋がる可能性も。

日々の習慣を変える方法は費用ゼロで始められますが、家族全員の意識づけが必要です。

家計の負担を減らす第一歩として、できる方法から取り入れましょう。

電力やガス会社の乗り換えで固定費を見直す

電気やガスの契約を見直すだけで、固定費を抑えられる可能性があります。

2016年から始まった電力やガスの自由化によって、スマホのキャリアのように自由に会社を選べるようになりました。

現在、資源エネルギー庁に登録されている事業者は700社以上あります。

出典: 登録小売電気事業者一覧 資源エネルギー庁

代表的な新電力やガス会社の例は下記の通りです。

  • 株式会社Looop
  • 楽天モバイル株式会社
  • ENEOS POWER株式会社

従来は地域の電力会社と、一律の料金プランで契約する方式が採用されていました。

地域の電力会社の電気料金は以下の項目で構成されます。

  • 契約容量で決まる基本料金
  • 使用電力量に応じた電力量料金
  • 再エネ賦課金

契約容量によって決まっている基本料金と、実際に使用した量に応じた料金を足し、再エネ賦課金を合わせると電気料金が算出されます。

再エネ賦課金は再生エネルギーの普及に必要な費用で、利用する電力会社に関わらず一律です。

電力が自由化されてからは基本料金がゼロのプランやポイントが貯まるプランなど、利用者のライフスタイルに合った選択が可能になりました。

従来の電力会社と新電力会社の主な違いは以下の通りです。

項目 従来の電力会社 新電力会社
契約先 地域の電力会社東京電力、関西電力など 自由に選べる全国に多くの事業者が参入
基本料金 発生する使用量に関係なく一定額 事業者によってさまざま基本料金ゼロのプランも
料金形態 長年使われている料金体系で安定している 事業者によってさまざま複雑なケースもある
支払い方法 クレジットや口座振替 選択肢が多いアプリ対応も進んでいる
ポイント還元 なし ポイントが貯まるプランがある
契約の自由度 プランの選択肢がない 家庭向け・単身者向け・EV所有者向けなど多様
解約時の縛り 変更不可 事業者によってさまざま違約金なしの会社も多い
手続きの手間 電話 オンラインで完結

新電力は独自の料金形態を採用でき、ポイントが貯まるプランも導入しています。

契約の自由度が高く、ライフスタイルに合うプランを選ぶだけで費用を抑えられる可能性も。

電力会社を乗り換えるだけで、年間1~3万円の節約につながるケースもあります。

乗り換え手続きはオンラインで完結し、工事や立ち会いも不要です。

無理なく電気やガスを節約するなら、乗り換えを検討しましょう。

電気やガス会社を乗り換えるときの注意点

電気やガス会社を乗り換えるときは下記のポイントに注意しましょう。

  • 契約期間の縛り
  • 解約したときの違約金
  • ポイント還元の有無
  • キャンペーン内容

契約期間の縛りがある新電力やガス会社を選ぶと、「思ったより高かったので再度乗り換えたい」「急に引っ越しが決まった」といったとき、違約金が発生します。

料金が安く見えても総合的に損をしてしまう可能性があるため、細かな条件は事前にしっかり確認しましょう。

ポイント還元のある新電力やガス会社を利用すると、料金を抑えつつポイントも付与され、節約に効果的です。

例えば楽天でんきでは、利用料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

月1万円電気代を支払うと50ポイント受け取れる上に、楽天市場での買い物が+0.5倍になる特典もあり、楽天グループの利用頻度が高い人にはメリットが大きいです。

長く払い続ける固定費は一度の見直しで長期的に大きな差が出ます。

ただし電気の使用量やライフスタイルによっては、乗り換えで費用を下げられないケースもあります。

申込前にシミュレーションを実施し、契約している電気やガス会社より値段を下げられる可能性があるなら、乗り換えを検討しましょう。

家の設備を改善して光熱費を減らす

家電や設備を見直すと年間で数万単位の光熱費が削減できる可能性もあります。

  • 家電の買い替え
  • 断熱対策
  • 設備投資

見直しやすく効果が大きい方法は古い家電の買い替えです。

  • エアコンや冷蔵庫を最新のモデルに切り替える
  • LED照明に切り替える

10年以上前のエアコンや冷蔵庫は最新モデルと比べて消費電力が高く、約15~35%の省エネ効果があります。

LED証明に切り替えると、白熱電球に比べて消費電力を約85%削減可能です。

断熱対策で冷暖房効率を高める方法では、下記の商品が活用できます。

  • 断熱カーテン
  • すきま風防止テープ
  • 窓ガラスの断熱フィルム

熱の約6~7割が窓から出入りするため、断熱対策は冷暖房にかかるエネルギーを大きく削減できます。

築年数が古い家では効果が高く、年間1~2万円の節約も可能です。

節約効果の高い設備投資は下記の通りです。

  • エコキュート(電気を使用)
  • 高効率ガス給湯器
  • 太陽光パネルの設置

給湯は家庭のガスや電力消費の大部分を占めており、効率のよい設備に変えると光熱費を約1/3に削減できます。

太陽光パネルを導入すると自家発電が可能で、余った電力を売電できるため、長期的に投資金額を回収しつつ節約したい人に効果的です。

太陽光パネルは災害時の備えとしても注目されています。

大型の設備投資は初期費用がかかりますが、国の補助金も活用できるため一度検討しましょう。

参考: あかり未来計画│環境省、 省エネ型機器の現状│資源エネルギー庁窓の断熱リフォームから、暮らしの脱炭素を始めよう│環境省、 高効率給湯器、環境省

毎日の習慣を見直して節約する

以下の通り日々の習慣を見直すと節約に繋がります。

習慣の見直し方 節約できる項目
お風呂の追い焚きを減らす ガス代
洗濯はまとめ洗いにする 水道代・電気代
お風呂の残り湯を洗濯に再利用する 水道代
ゴム手袋をして水で洗いものをする ガス代

お風呂の追い焚きはガスを消費するため、間隔をあけずに入浴しましょう。

追い焚きを1回減らすと、年間6,190円の節約効果 ※1があります。

洗濯機の容量に合わせてまとめ洗いにすると、水道代と電気代の両方を節約できます。

例えば、定格容量6kgの洗濯機で、4割の洗濯物を毎日洗うのではなく、8割の量を1日おきに洗うと、年間に約4,510円の節約効果 ※2が見込めます。

洗濯に使う水道代をさらに節約する方法は、お風呂の残り湯の再利用です。

一般家庭のお風呂に貯める水の量は約200リットルで、洗いの工程にかかる水道代をまかなえます。

すすぎの工程には、水道水を使うのが衛生的に推奨されています。

食器洗いのときにゴム手袋を使うと、お湯を使わずに洗い物が可能です。

ガス代を節約できるだけでなく、手荒れを防ぐ効果もあります。

多少の我慢や手間もかかりますが、積み重ねるとまとまった金額が節約できます。

お金をかけずにすぐ始められるため、負担なく続けられる方法からひとつずつ取り入れましょう。

※1参照: 無理のない省エネ節約>風呂・トイレ|資源エネルギー省
※2参照: 無理のない省エネ節約>洗濯機・掃除機|資源エネルギー省

家電の使い方を工夫し節約グッズを活用する

家電の使い方を工夫し、節約グッズを活用するには下記の方法があります。

  • 家電の電源をこまめにオフにする
  • 食器洗浄機を活用する
  • 料理の下準備に電子レンジを活用する
  • 少量のお湯を沸かすときは電気ケトルを使用する
  • 節水シャワーヘッドを導入する

コンセントに挿したままの家電は使っていなくても電力を消費しています。

スイッチ付きの電源タップを使うと簡単に待機電力をカットでき、節約効果を期待可能。

食器洗浄機や電子レンジ、電気ケトルは節約効果が高い電化製品です。

節水シャワーヘッドは約30~50%の節水効果※があります。

家庭で消費する水の約40%がお風呂で使われるため節水効果が高く、価格も約3,000円からと導入しやすい点もおすすめです。

効率的に光熱費が抑えられる節約グッズを活用しましょう。

※参照: 節水型シャワーヘッドの導入│環境省

定期的なメンテナンスと家電の設定を見直す

家電や身の回りのメンテナンスを定期的に行うとエネルギー消費を抑えられます。

光熱費の節約を目指すなら、以下の4つを見直しましょう。

  • ガスコンロ周りをこまめに掃除する
  • エアコンの温度設定とフィルター清掃
  • 冷蔵庫の設定温度を季節に応じて調整する
  • 温水洗浄便座の節電モードを使う

ガスコンロのバーナーに汚れや焦げ付きがあると、炎が安定せず燃焼効率が落ちます。

余分な火力を抑えるためにはこまめな掃除が重要です。

エアコンの設定温度は室内温度を冬場20°C、夏場28°Cになるように調整しましょう。

快適性を損なわない範囲で省エネを目指すために、環境省で推奨されている温度です。

フィルターが詰まっていると空気の循環が悪くなり、余計な電力を使うため、月に1度のメンテナンスをすると節電につながります。

冷蔵庫の設定温度を夏場は「強」冬場は「弱」に調整しましょう。

ドアの開け閉めを減らす工夫と合わせると運転効率が上がります。

温水便座の設定を節電モードに切り替えると、使っていない時間帯の通電をカットできます。

家電のメンテナンスや設定の見直しは、お金をかけずにできる手軽な節約方法です。

定期的に設定を見直して節電効果を高めましょう。

参照: エアコンの使い方について│環境省

世帯ごとの光熱費の平均額と節約効果

一般的な世帯ごとの光熱費の平均と比較して、節約できないか検討しましょう。

下記の表は世帯ごとの月の光熱費の平均額です。

世帯 月の光熱費の平均
一人暮らし 12,817円
2人暮らし 21,120円
3人世帯 24,340円
4人世帯 24,593円

出典: 総務省 家計調査 2024年データ

平均を上回っている家庭は家電の使い方や設定の見直し、契約内容の再検討など改善の余地があると考えられます。

まずは現在の光熱費を把握してから対策を考えましょう。

1人暮らしは意識すれば節約しやすいが大きな差は感じにくい

1人暮らしは光熱費を自分でコントロールしやすい環境です。

一方で使う家電や部屋数が限られるため、大きく節約するのはやや難しい面もあります。

1人暮らしの光熱費の月平均は12,817円で、光熱費の内訳は下記の通りです。

電気代 6,756円
ガス代 3,056円
上下水道料 2,282円
他の光熱費 721円

出典: 総務省 家計調査 2024年データ

光熱費のうち電気代は全体の約半分を占めており、削減効果が出やすいポイントです。

特にエアコンの使い方や照明の見直しは、すぐにできて継続しやすい習慣のひとつ。

エアコンの温度設定やフィルター清掃を意識して、節約につなげましょう。

LED照明への切り替えや、使っていない部屋の電気をこまめに消す習慣をつけるだけでも、月々の出費に違いが出てきます。

契約している電力プランは、見直すだけで固定費の削減につながる可能性も。

まずは手軽に実行できるものから試しましょう。

2~3人暮らしなら全員で協力すれば大きな節約効果が期待できる

家族やパートナーとの2~3人暮らしでは、使う電気やガスの量が増える分、協力し合うと節約の効果も大きくなります。

世帯別の光熱費の平均は以下の通り。

  • 2人暮らしの光熱費の月平均:21,120円
  • 3人暮らしの光熱費の月平均:24,340円

出典: 総務省 家計調査 2024年データ

2~3人暮らしだと一部の設備や家電を効率よく共同で使える分、コストを抑えやすいのが特徴です。

以下の家電製品は共有できるため、人数が増えても光熱費まで比例して上がるわけではありません。

  • 洗濯機
  • 冷蔵庫
  • エアコン

エアコンの設定温度や入浴の順番など生活のルールを話し合っておくと、効果が出やすいです。

エアコンを使っている間は極力同じ部屋で過ごす、時間を空けずにお風呂に入るといった工夫をすると、光熱費を節約できます。

家族やパートナーと共通のルールを決めて節約しましょう。

4人以上の家族ならリフォームや生活リズムの見直しが効果的

家族の人数が増えるほど光熱費の負担も増えますが、節約の効果も出やすくなります。

4人世帯以上の光熱費の月平均は下記の通りです。

  • 4人世帯:24,593円
  • 5人世帯:26,746円
  • 6人以上:31,619円

出典: 総務省 家計調査 2024年データ

家族の人数が多いほど、使用頻度の高い以下の家電が大型になりやすく、光熱費も大きくなります。

  • エアコン
  • 給湯器
  • 冷蔵庫

家族の人数が多いときは、家そのものの性能を高めるリフォームや家電の設備投資が効果的です。

対策法 詳細
断熱リフォーム 壁や窓の断熱性を高める工事
太陽光発電の導入 自家発電と売電
家電の更新 エアコン、冷蔵庫、給湯器などを新しくする

大きな投資だけでなく、日々の生活リズムも見直すと効果はさらに高まります。

入浴や食事の時間をなるべく揃えたり、冷暖房の使い方を家族で話し合ったりするだけで、エネルギーの無駄を抑えられる可能性も。

共有できる家電や設備が多いため、家族全員で協力できると節約効果が大きくなります。

日々の生活を見直し、家電の買い替えや設備投資も検討しましょう。

家庭でできる光熱費の節約は意味ない?

家庭内でできる光熱費の節約を積み重ねると、年間で数万円の節約につながります。

1回あたりの効果は数円~数十円でも、以下の工夫を毎日積み重ねればまとまった金額の節約も可能です。

  • シャワーの使用時間を家族全体で1日5分短縮
  • 冷暖房の設定温度を1°C調整
  • 不要な照明や家電をこまめにオフ
  • 洗濯や炊事を効率よくまとめる

1日35円の節約でも、月に直すと1,050円程度光熱費を削減できます。

日常的に続ければ月1,000~2,000円、年間で1~2万円以上の削減が現実的です。

LED照明や節水グッズなど初期投資が少ない工夫も組み合わせれば、効果はより高まります。

家庭でできる取り組みは、初期費用ゼロですぐに始められる大きなメリットがあります。

「効果が小さい」と感じて何もやらないよりも、できるところから行動を始めた方が家計にゆとりが生まれます。

光熱費を節約するために、ひとつでも実践できるところから始めましょう。